2013年04月20日

砂時計

Part 1

そらだとおもっていたばしょが
ちじょうだったのかもしれない

ちじょうだとおもっていたばしょが
そらだったのかもしれない

ひとは おおきなごかいをしんじて

そらのさいはてにあいてしまった
おおきなあなに てをのばし
ついらくのゆめを ながめながら
はばたいてゆく さいはてへ

さいはてから 
ちじょうにちらばる そらのかけら
そこから にじみあふれた 
ひかりのひとすじは
はびこるまぼろしに まみれて
ちいさなてのひらに 
うけとめらてゆく




Part 2

さらさらごぼれる砂時計
落下は変化を告げる
時の流れのままに
天と地のあわいの道を
何度も行き交う時を
追い越したくて

 人にはいつも 
 ふたつの空間が存在するのだろうか
 鏡を見るように にているけれど
 時計の針が逆周りしている空間が 
 人の心を迷いへと誘っているのだろうか

さらさらこぼれて砂時計
ひとにぎりの空間には ひとにぎりの砂しか
うけとめられないのに それ以上の
砂をにぎりしめたくなるのは
人だからだろうか?

 もうひとつの空間に砂を落として
 からっぽになるのがこわくて
 からっぽになるまえに
 さかさまにしてしまうのは
 わたし、だけ……?

さいごのひと粒が
もうひとつぶの空間をみたす時
ふたたび さかさまにしてみれば
リセットの始まりを迎えるけれど
ふたたび こぼれては失ってゆく
もうひとつの空間を
満たしてゆくために

ひとつの終わりは区切りのように
いつも こんなふうに訪れて
陽炎のようなやさしさが散らばって
ガラスのように冷めてゆく
かぎりあるぬくもりが
さいごの一粒に落ちてゆく瞬間、

そばにいてほしいと
極限の一秒に求めた涙の跡
さいごの一粒の辿るストーリー
からっぽの瞬間にふたたび始まる
あなたへと落下するほど
砂は熱さを知ってゆく










posted by 水月 りら at 17:28| | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。