2013年04月22日

ほしのすな

こびんからながれおちる ほしのすな
このてのひらに うけとめていたいのに
ゆびのあいだに すきまがうまれ
こぼれおちてゆく

あのひ わけあっていた 
ときのかけらのように
すこしずつ ためらいもなく
すくなくなってゆく
なのに なにもできずに ちからなく 
なくなってゆくものを ただみつめ
てのひらが ぬけがらになってゆく

からっぽのまま こぼしたものは
なにも もどらなかった
さみしいと べつのもので 
てのひらをみたすことは できるけど
それは あのときつかんだものと
おなじかんしょくではなくて……

こぼれては なにかをすくい
こぼしては なにかをひらい
どうしてだろう
こんなに あたためていたいのに

てのひらのあせに まみれて
ぶきような すきまから
なくなってしまう

かけがえのないもの
あなたのはいた いきが
ふっと しろくみえた
そのしゅんかん






posted by 水月 りら at 21:56| | 更新情報をチェックする

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