2013年05月31日

ひかりのエール

おほしさまは
はるか とおく
みえない ばしょから
ちきゅうの
みえない いのちに
ひかりを とどけている

なんおくこうねんの
きょりとじかんを かけて
いきている おほしさまは
いきている ちきゅうに
てを さしのべるように

いのちあるものは
いのちあるものに
とどけている
ひかりのエールを



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2013年05月30日

ゆめの交叉点

きたのそらで 
たたかっていたひとも すれちがっていたひとも 
てをはなしてしまったひとも むすばれなかったひとも

みなみのそらでは
たすけあっているひと はげましあっているひと
いつくしみあっているひと
つよいきずなで むすばれたひと

かなえられなかった ゆめは
ひがしずむ にしのそらに
すいこまれて ながいながい
よるのくらやみに ほんろうする

きたのそらで
あなたにであった にがいおもい
つめたいなみだを かみしめて
みなみのそらで
あなたにであった あついおもい
やさしいなみだを だきしめて
ずっと まっている
よるが あけてゆくこと
ゆうやけぞらに きえたまぼろしが
あさやけぞらに よみがえり
ふたたび めぐりあうことを

かなわなかったこと うしなってしまったこと
ほうがくのちがうせかいで ゆめはこうさする

ひがしのそらで ひがのぼるゆめのそらで
みをむすぶため ひとはうまれてくる
ちりのごとく ゆきかうゆめを
あしたに つなげてゆくため
ひとは うまれてくる



posted by 水月 りら at 21:36| | 更新情報をチェックする

2013年05月29日

ゆめ (Part 2)

ねむりとねむりのあわいに
うつるまぼろしは
みえないみらいに 
つみかさねてゆくうつつ

えがいたみらいに 
やぶれてゆくなみだ
ひとはりひとはり 
ぬいあわせて
ゆめのじくうは 
しゅうせいされてゆく
なんどもなんども 
しゅうせいされて
いつわりとまことの 
あいまいなくうかんに
ひとはねがいを 
たくしてみたくなる

かなえられたもの 
かなわなかったもの
うらのいのちと 
おもてのいのちは 
くりかえし
ひとつになるまで 
ゆめをみる

あせとなみだのにがさ 
それはかたちをもつ ひとだから
かみさまになると
ほのかにあまい
あせとなみだをながすという
かぐわしく やすらかな
ねむりのはなに 
ふりそそぐために

みうしない 
まぼろしになった ゆめのしずく 
ありのままを おもいだし 
うつつにたびだつ
ゆめのめざめ



posted by 水月 りら at 23:37| | 更新情報をチェックする

2013年05月28日

  ゆめ(PRAT 2)

ゆめ(PRAT 1)


あなたの そのなみだが
わたしのなかに ながれてゆくこと
そのままの はだしのすがたで
ひとつぶのひかりに ねがいましょう

そらは あなたのてとあしであり
かぜは あなたのこえであり
わたしが いくところは
あなたの いきたいところであり

うたをうたえない とりたちに
ことばのないかいがらに
あるいていけない はなたちに
かたることのできない ちんもくのために

てとてを あわせ
ことばを つづりましょう 
くらやみには ほしのようにちりばめて
あおぞらには なみだとなって
にじを つくりながら

ひかげに ねむる
ほほえみに めざめるように
ひかりのそうしつを のりこえた
あたたかさで つつみこんでしまうため
そうして きずをせおったひとたちの
こころに ひびくのは

それは あなたのうたであり
それは あなたのこころであり
それは あなたのたましいであり


  





唄うことのできない小鳥のために
触れることのできない貝殻のために
何処へも歩いていけない蕾のために
わたしができること……
その悲しみを 共に唄に紡ぎましょう
その哀しみを 共に撫でてみましょう
何処へでも 遠くに行ってみましょう

あなたのその涙が
わたしの血の巡りに滴り落ちる時
そのままの裸足の姿で
私の動くこのからだ全部を使って
ひと粒の光に願いましょう
空は あなたの手と足であり
風は あなたの声であり
わたしが行く所は
あなたの行きたい所であり

悲しくても哀しいと 
苦しくても苦しいと
語ることのできない沈黙のために
手と手を合わせた
小さな宇宙に言葉を綴りましょう
そして全てに捧げましょう
暗闇には星のように散りばめて
青空には涙となって虹をつくりながら

余裕のない高層ビルの隙間にも
私利私欲にかられた狭い袋小路にも
争わなければならない国境にも
心の奥底に眠っている 
優しさに目覚めるように
光の喪失を乗り越えた
その温かさで包み込んでしまうため
そうして傷を背負った人の心に響くのは
         
それは あなたの唄であり
それは あなたの心であり
それは あなたの魂であり



posted by 水月 りら at 21:55| | 更新情報をチェックする

2013年05月27日

ゆめ Part 1

しゃぼんだま
はなび
ゆきのけっしょう
あめのしずく
さくらのはなびら
ゆうやけぞら
にじ
えがお
あいのことば

posted by 水月 りら at 22:43| ポエム | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

ことだま

すはだから つたわる
ふたりのおんどは とけあって
ほおずりする おなじおんど
こんなに あなたのそばにいて
あなたの ふれるもの
そのすべてに おくる
ことだま つづる

 いっしゅんのぬくもりを
 おぼえていてください          
 こぼれるといきを              
 すくっていてください
 このひとときを
 いのちのかぎりと
 うたわないでください
         

さくらのように 
せつなのひかりなら        
ちって あなたに 
ささげることを
えらぶでしょう
はなれても はなれても 
ひかれあう
なんど いのちをおえても
ふたたび ひかれあうために
いのちは かぎりあることを
えらんでいるのでしょう
 

はなのすがたでは つたえられなくて        
ことばにできない おもいを         
かぜとあめにたくして
あなたの みらいに 
ちっていきましょう

 

あわゆきの はなびらは
  いとゆうに ちりみだれ
   しめやかに まいおりて
    てのひらに こぼれおち
     るりいろの そらをよぶ




posted by 水月 りら at 21:44| | 更新情報をチェックする

2013年05月23日

さくらしぐれ

さくら ちらちら まう
はなかぜに ちらちら まう
いくひらの はなびらのすきまから
きえそうなわすれものに てをかざす
あおいそらが ちぎれてゆく
まばゆいひかりに ゆめはちる
まう はなびらに ほどけたきおく
しんじゅいろに しぐれちる

さくら ちらちら まう
おぼろつきよに ちらちら まう
ひとひらの はなびらにうつろう
うすれたなくしものに さまようよ
ぐんじょういろのやみに とけていく
ぼやけたあかりに ゆめはわれ
まう はなびらは もどらぬはへん
うすらいのごとく くだけちる

さくら ちらちらまう
はなのあらしに ちらちら まう
いくひらのはなびら はなふぶき
ほのかにくるう うつろなやまい
てのひらに ぬるくこぼれおち
みあげると あなたは
とおい はながすみ
まう はなびらの まぼろしあわく
みなもにゆれる はないかだ





posted by 水月 りら at 21:27| | 更新情報をチェックする

櫻しぐれ

春風はあなたの吐息
あなたの呼吸で目を醒ます
ずっと夢を見ていた蕾は
ひとひらずつ夢を捨てながら
夢のような花びらひらく

陽光はあなたの囁き
あなたの囁きで桜色を想い出す
ふくらくむ蕾に封印されている
何百年の樹齢の生きた証
無数の花に籠められている

青空はあなたの姿
あなたの広さに咲き乱れて
あなたの深さを抱きしめる
何度生まれ変わっても
櫻はあなたの永遠を覚えている

朧月はあなたのぬくもり
闇夜をやわらかに包み込む
夜露の沁みるやさしさは
花冷えが伝えてくれる
泡沫の肌寒さは櫻のため

あなたに愛されて散ってゆく
風の吐息にくちづけながら
素肌をあなたの色に染め
時を葬るあなたの影に
ひとひらひとひら墜ちてゆく

過去の花びらも未来の花びらも
今の此処にしかないことを
あなたは知っている
あなたは櫻の夢の創生者
花吹雪はあなたの願い

櫻(はな)の世から時雨れて消えて
櫻は 久遠の形 無の花の
あなたのところへ舞い降りる






posted by 水月 りら at 12:13| | 更新情報をチェックする

2013年05月22日

輪廻(みち)

はなびらにたくされた いのちのともしび
ひかりをみちびく みちしるべ
こゆびにむすばれた あかいいと
むすうのみちが たばねられている
なんおくこうねんの いっしゅんが
うちゅうに きざまれているように
うまれたつぼみにも きざまれている
なんおくこうねんの いっしゅんは
こゆびの あかいいとだけがしっている
たった ひとりのあなたになるために
うけつがれている あなたという
はじまりの みなもとの しんぴのひみつを
ときあかす とうめいのことづて
あなたをかんじて
あなたをかたり
あなたのえがく もっともうつくしい
はなびらのかたちを いきてゆく
さきこぼれる おくりものを
ちりまがう じかんにちりばめて
はなびらのぐうぜんは いつも
あなたのひつぜん
こんぺきのほしが いのちあるかぎり
おもいえがかれた あなたのちいさなはなは
あなたになって さいている
のびやかなかぜに
おしみなくてらす たいように
あなたのことだまを みつけて
しゅうしふをうつ うまれかわりに
さいごのあなたに であう
すべてのたねは はるかな あかいいとをたどる
うちゅうの たびびと
なんど はなはかれても わけあっていた
えいえいんに あざやかなはなに なり
さいごのあなたと むすばれる 輪廻
        


posted by 水月 りら at 09:44| | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

桜しぐれ

Part 2

見つめられたそよ風の
さしのべられた手にいざなわれ
ひとまわりする風の環に
ふるえた鼓動 胸に手をあてて

かたむき慕うそよ風に
花びら捧げていけるのなら
散っていくことすら惜しくはないの
やわらかな風に吹かれましょう

  散って
     散って
         散って
            散って

報われなくても花を咲かせましょう
わかれた枝の樹液を微熱にからめ
焦がれてふくらむ桜の実





Part 3

百年の流れる時代(とき)に
春になったら生まれましょう

翠雨(あめ)がみどりの黒髪に
水玉の鏡のしずくを残す
翠風(かぜ)に葉をふるわせ 
かさかさと詠んでいる

黄金(こがね)の薄日に反射して
秋の夕陽色に染まる琥珀の瞳
さやさやと風に微笑して葉を落とす

木枯しを裸身で受けとめて
枝に降り積もる雪の華化粧
目にもとまらぬ蕾の子を守り

百年の巡る季節に
春になったら咲きましょう

幾重にもかさなる時空を越えて
全身をながれた樹液は
あなたの夢の色となるために
心煮つめて指先に咲くために
想い 想い 想いながら

百の蕾をひとつずつ ふくらませ
千の華がひとつずつ ひらいては
あなたの青空にまわる桜の万華鏡
花冷えの暗闇に桜色のつらなる波を呼ぶ

一寸の出逢いをあなたに届けましょう
そばで見守っていましょう
遠くの後ろ姿 花霞のように
あなたに振りむいていましょう
百年後にまた逢えるでしょうか

桜雨に うたい しぐれて
花風に あそび ふぶいて
         
むすうの花びらは
揺れて 舞いながら
最期のときを真珠色にひかり
散り落ちていくのでしょう

涙にぬれた あなたの頬に
そっと そっと……






posted by 水月 りら at 22:01| | 更新情報をチェックする

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