2013年05月28日

  ゆめ(PRAT 2)

ゆめ(PRAT 1)


あなたの そのなみだが
わたしのなかに ながれてゆくこと
そのままの はだしのすがたで
ひとつぶのひかりに ねがいましょう

そらは あなたのてとあしであり
かぜは あなたのこえであり
わたしが いくところは
あなたの いきたいところであり

うたをうたえない とりたちに
ことばのないかいがらに
あるいていけない はなたちに
かたることのできない ちんもくのために

てとてを あわせ
ことばを つづりましょう 
くらやみには ほしのようにちりばめて
あおぞらには なみだとなって
にじを つくりながら

ひかげに ねむる
ほほえみに めざめるように
ひかりのそうしつを のりこえた
あたたかさで つつみこんでしまうため
そうして きずをせおったひとたちの
こころに ひびくのは

それは あなたのうたであり
それは あなたのこころであり
それは あなたのたましいであり


  





唄うことのできない小鳥のために
触れることのできない貝殻のために
何処へも歩いていけない蕾のために
わたしができること……
その悲しみを 共に唄に紡ぎましょう
その哀しみを 共に撫でてみましょう
何処へでも 遠くに行ってみましょう

あなたのその涙が
わたしの血の巡りに滴り落ちる時
そのままの裸足の姿で
私の動くこのからだ全部を使って
ひと粒の光に願いましょう
空は あなたの手と足であり
風は あなたの声であり
わたしが行く所は
あなたの行きたい所であり

悲しくても哀しいと 
苦しくても苦しいと
語ることのできない沈黙のために
手と手を合わせた
小さな宇宙に言葉を綴りましょう
そして全てに捧げましょう
暗闇には星のように散りばめて
青空には涙となって虹をつくりながら

余裕のない高層ビルの隙間にも
私利私欲にかられた狭い袋小路にも
争わなければならない国境にも
心の奥底に眠っている 
優しさに目覚めるように
光の喪失を乗り越えた
その温かさで包み込んでしまうため
そうして傷を背負った人の心に響くのは
         
それは あなたの唄であり
それは あなたの心であり
それは あなたの魂であり



posted by 水月 りら at 21:55| | 更新情報をチェックする

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