2013年04月24日

なごりゆき

ゆきはふる
ふゆがれから めざめかけていた
ひすいいろの じゅりんにも
ついらくした ゆきぐもは
こごえたきりの けしんとなり
じゅりんを おおう

まよいは ふかく
ゆきは ふり
しろいやみは たちこめて
しろいかぜに あれくるい
ふきだすように ふるゆきに
さえぎられた しかいのまど
しろのふかみに はまっている

まどっている
もどっている

じゅりんの くろいかげさえも
しろいうつつへ ぬりかえて
ゆきは ふる
おともなく
おしみなく
くるものを とおざけて
ちんもくのしろを まもろうと
ゆきは ふる

しろは とうめいではなかったの
しろは けっぱくでもなかったの

ゆきは ふる
じゅんすいに つみにまぎれ
いろをうばって はんしゃして
しろく しろく
きえることを たちきれず
はるの すきまに
こぼれた なごり
ゆきは ふる





posted by 水月 りら at 16:56| | 更新情報をチェックする
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