2013年09月30日

しゃぼんだま

こわれないように
ゆっくり ふくらませていた
おおきく ふくらむように
ストローの さきから
はなれないように
ほそく
ながく
よわい
といきで
はじけそうな あわを
まもっていたよ

いつも 
いっしょにいたのに
きこえていたのに
だいすきだったから
とどいていたのは きみのこえ

プツンと とばし
なぐさめていた かぜのまよいご
つぎに ふくらむ
やくそくをしないまま

どこまで とんでいけるのか
たしかな みらいを
かぜにのせて だれを
あいしていたのか
ふくらせるたびに 
ぼくらは きづく 

ながれのまま
しぜんに うかんだ
まるいじかん
あらいたての 
ちりとほこりに ふれて
まぼろしがきえるほど
ほんとうのぼくらに
であう

あいたいと
ふくらむ いきをふき
おやすみと 
うかべる いきをふく

こわれて
あわいしずくが はちきれる
なくなったのは
うらがえしの いつわりだけ
まぶたに やきついた
いとゆうの しゃぼんだま




posted by 水月 りら at 22:17| ポエム | 更新情報をチェックする
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