2013年10月03日

ふたつの炎/つぼみ/黄昏の置手紙

 ふたつの炎     

たよりあうことではなく
分かりあうことでもない

支えあうこと 
それはおたがいの光に
耳をかたむけあうこと

ことばが分からなくても
炎は心の音をそっと聴いている





つぼみ

かならず ひらくから
そんなふうに信じてみたくなり
瞳をとじてみる

だって 瞳をあけていると
映るものしか信じられなくなってしまうから

まぶたのうちがわなら 
はなびらが空に輪をえがいている
知らない明日を見ることができるわ

見たことのない時の訪れを
とじた瞳は知っているのよ

風はなまえを呼んでいたの
つぼみに 希望と







たそがれの置手紙

はやく夜になぁれとだれかが零す
黒いインクの一滴がにじみながら
すこぅしずつ夕焼けを冷まして
黄昏は祝福されたように此岸から遠ざかる

できるだけ さみしいほうがいい 
おぼろ雲にかくれる星を探しにいけるから

憂いからあふれる熱い雫を送る 
ケータイをひらいてみると
こぼれ落ちていた
あなたの一番星




 
posted by 水月 りら at 15:49| ポエム | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。