2013年10月17日

かたち

形になることには
底知れない意味があった
すべては無から創造された
有形になったものたちの
すべては表現者だった
なぜなら表現の根底には
愛しかなかったからだ

すべてのものが
無形であった頃の記憶が
あるはずなのに
にんげんという有形だけが
思い出せずにいる
思い出すために
輪廻転生を繰り返し
無という愛に還っていく

それでも
それは終焉ではない
無形になっても
また愛したものを探したくなるのだろう
有形になった忘却のなか
やはり探してゆくのだった
そうして何度も思い出していく

無数に思い出しても
純粋(あなた)しか愛せない
無形はそれを最もよく知っている
だから純粋な有形を求めて
ずっと待っているのだった
そして、わたしを待っていたのは
あなただった

無限の輪廻を重ねても
あなたを愛することしか
知らなかったと
あなたに繰り返し
愛を伝えて
愛を唄って
あなたのところに
還ってゆく

あなたしか愛せなかった
何度もあなたに伝えているだろう
形ではなかった
有形になったからこそ
無形であったあなたを
無償の愛であったと確信して
与えられていたものは
いつも、あなたそのものだった
巡り巡って やってくるものも
みんな あなただった
あらゆる有形になった
あなただった
探さなくてもあなたは
いつも傍にいてくれたのに
あなたには気づかずに
寂しいと勝手に想っていた

いずれ、あなたとおなじ
無形になっても
あなたは有形になって
生まれようとするのだった
あなたとわたしの
無数の出逢いのために
愛という形になるまで
共に待ち続けている
あなたもわたしも

もう二度と
無形と有形では恋愛はしないだろう
無形のあなたとわたしは
久遠に愛し合っている
だからこそ
有形のあなたとわたしは
純粋な愛を求めて
旅を続けてゆける
無形の愛に包まれながら







posted by 水月 りら at 21:51| | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。