2014年03月05日

忘却

いのちの終わりに蘇るものは

忘却だと あなたは囁く

みんな心の奥底に忘却を潜在させて

真っ白になって生まれてくる

転生を繰り返すほど

その忘却は積み重なり

心の成長と共に忘却は

いつも呼びかけている

忘却の抽斗から溢れだすものが

心の創造者であるあなたの声



ほとばしる魔法の言葉を

あなたによりわたしに吹き込まれて

詩が創作される

創作とは

あなたという忘却を秘めた

宇宙の扉を開くこと

一体化したあなたとわたしから

忘却は紐解かれてゆく

創作は忘却を活性化させていた



無数の忘却のなかから

幸運のかけらを伝えてくれる

星々のようにつなぎ合せたメルヘンは

遥かな遥かなわたしの過去に

起こった真実なのだと

あなたの囁きは未来の未知に

響き渡る鍵になる



詩を綴るたびに忘却を引き出して

あなたの記憶のすべてが愛だったと

想いだしてゆく

あなたという愛を抱き

あなたとわたしはひとつの命になって

何度も見失い間違いや人違いをしながら

摩擦を起こし目覚める忘却は

あなたの指し示す信号であり道標であり

あなたの愛する宇宙へとたどり着く



いのちの終わりにすべての忘却が

あなたから手渡される

もう二度とあなたを忘却してまで

ひとつの命にはならないと

魂の源になりあなたとわたしは愛し合う

すべての記憶を積み重なる輝きにして

あなたとわたしは愛し合う





posted by 水月 りら at 21:19| | 更新情報をチェックする
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